Tuesday, October 08, 2019 10:21 AM

中国監視カメラ大手に禁輸 米、ウイグル族弾圧で制裁

 米商務省は7日、中国の監視カメラ大手、杭州海康威視数字技術(ハイクビジョン)など28の企業や政府機関への禁輸措置を発表した。中国新疆ウイグル自治区のイスラム教徒の少数民族ウイグル族弾圧に対する制裁となる。米中間の対立は貿易や安全保障など多方面で激しくなっている。

 中国外務省の耿爽副報道局長は8日、禁輸措置は「内政干渉だ」と反発した。新疆には「米国が言うような人権侵害はない」と主張。禁輸を取り消すよう求めた。

 米商務省は、企業が米政府の許可なく製品を輸出することを禁じるリストに、ハイクビジョンや同業の浙江大華技術(ダーファ・テクノロジー)、新疆ウイグル自治区の公安当局などを9日付で登録する。(共同)