Wednesday, October 09, 2019 10:11 AM

GSユアサ、ハンガリーの新工場が稼働

 GSユアサは、ハンガリーのミシュコルツ市に新設したリチウムイオン電池工場の操業を開始し、自動車用12ボルト(V)リチウムイオン電池の製造および欧州向け出荷を始めた。

 同社のプレスリリースによると、新工場の初期生産能力は年間50万個。同社は2018年1月、欧州での電池需要の高まりに対応するため、 ハンガリーに製造子会社「GSユアサ・ハンガリー」を設立した。

 今回操業を始めた工場は、日本で生産したリチウムイオン電池セルを12Vの製品に組み立てており、GSユアサは今後、生産力を大幅に拡大する予定。将来的にはセルを製造することも検討している。新工場が生産するリチウムイオン電池は、車のエンジン始動、照明、イグニッションに使われる。

 GSユアサの自動車用バッテリー事業は、新興の自動車メーカーからの需要の好調や交換用バッテリー市場の高い需要を受けて成長しており、16年10月に買収を完了したパナソニックの鉛酸蓄電池事業も電池事業全体の伸びに貢献している。