Tuesday, October 15, 2019 10:32 AM

U-22日本がブラジル撃破 東京五輪世代が金星

 ブラジルに遠征中のサッカーの東京五輪世代、U-22(22歳以下)日本代表は14日、レシフェで行われたU-22ブラジル代表との国際親善試合に3-2で競り勝った。6月のトゥーロン国際大会の決勝でPK戦の末に屈した強敵から敵地で金星を挙げた。

 先制される苦しい展開で輝いたのが、今季川崎で出場数を増やした田中碧だった。前半にGKが反応できない鮮やかなミドルシュートを沈めると、後半7分にも再びミドルシュートで勝ち越し点。さらに同23分、今度は中山(ズウォレ)が左足で豪快にミドルシュートを決めた。GK大迫(広島)の好守もあり、ブラジルの得点をPKによる2点に封じた。

 五輪に向けて自信を深める一戦となった。田中碧は「チームとして勝てたこと、個人として結果を残せたことは良かった」と手応えを口にし、中山は「本当にこうやってレベルの高いチームとやれるのは収穫が多い」と言葉に力を込めた。(共同)