Wednesday, October 16, 2019 10:24 AM

急伸の最左派に批判集中 バイデン氏と首位争い

 来年の米大統領選で政権奪還を目指す民主党が15日に行った第4回候補者討論会では、急速に支持を伸ばしてきた最左派ウォーレン上院議員(70)が訴える国民皆保険導入や大企業解体という急進的公約に、各候補が批判を浴びせた。

 ウォーレン氏は富裕層増税などの公約で若者を中心に支持を広げ、今月実施の複数の世論調査でバイデン前副大統領(76)を抜いてトップに浮上。15日のオハイオ州コロンバス郊外の討論会では、勢いを止めようとする他候補の標的となった形だ。

 国民皆保険の「財源はどうするのか」(バイデン氏)との批判を受けたウォーレン氏は「金がなく保険に入れない人を置き去りにしてはいけない」と持論を展開。ただ、中流層の増税につながるかどうかについては明言を避け、中道支持層の懸念払拭に課題を残した。(共同)