Monday, October 21, 2019 10:24 AM

米大統領側近が窮地 マルバニー氏、釈明に躍起

 マルバニー米大統領首席補佐官代行がトランプ大統領のウクライナ疑惑を巡る自身の発言で窮地に立たされている。同国への軍事支援を一時凍結したのは、野党民主党についての調査に協力するよう圧力をかけるためだったと認めたことがきっかけ。更迭説も浮上する中、釈明に躍起になっている。

 「人々が私の発言を誤解した。(調査協力と)支援は関連がなかった」。マルバニー氏は20日のFOXニュースのインタビューで、支援凍結と調査協力の因果関係を否定した。

 発端は17日の記者会見。マルバニー氏は凍結理由を、ウクライナの汚職や他国からの支援の有無を確認するためとしたが、記者から「調査要求も理由の一部だったか」と問われて「トランプ氏が汚職で懸念したことの一部だった」と述べ、政府側として因果関係を初めて認めた。(共同)