Wednesday, October 23, 2019 10:29 AM

共有オフィス救済にリスク ソフトバンク、経営影響も

 ソフトバンクグループが23日、出資先のベンチャー、ウィーカンパニーに総額1兆円を追加で投じて救済する計画を打ち出した。ウィーは共有オフィス「ウィーワーク」を世界各地で展開し、米国を代表する新興企業として成功するかに見えたが、経営混乱で企業価値が低迷した。再建が難航すればソフトバンクの経営にも影響が及びかねないリスクをはらむ。

 ソフトバンクは2017年以降、傘下ファンドも含めて既に計100億ドル超をウィーに出資している。企業価値は今年1月時点で470億ドルとされたが、ソフトバンクは今回の出資に当たり、企業価値の評価額を80億ドル程度に引き下げたもようだ。調査会社はソフトバンク側の含み損は計50億ドルに上ると推計する。

 ウィーワークは広いラウンジにソファやテーブルを配置した現代的な設計が特徴で、他企業との交流を求める起業家らにも好まれた。投資家からの手厚い支援を背景に、世界29カ国で500拠点以上を展開。企業価値が高い新興企業を指す「ユニコーン」の代表格に成長した。(共同)