Friday, October 25, 2019 10:49 AM

ロシア、アフリカに軍事進出 資源確保、覇権争いも

 ロシアが初開催したロシア・アフリカ首脳会議は24日、「テロ対策」としてアフリカ諸国と軍事協力することを柱とした宣言を採択し閉幕した。ロシアは近年アフリカへの軍事進出を加速しており、資源確保や覇権争いが背景にあるとみられる。

 「アフリカ54カ国中、30カ国以上と軍事技術協力協定を結んだ」。プーチン大統領は24日の演説で「アフリカ大陸のテロや国際犯罪との戦い」への支援を掲げた。

 進出の陰でさまざまな疑惑が浮上している。顕著なのが武装勢力との紛争が続いた中央アフリカだ。複数の欧米メディアによると、ロシアは雇い兵を派遣して政府軍兵士を訓練し、武器を提供。見返りにプーチン氏の側近が金やダイヤモンドの鉱山会社設立に関わった可能性があるという。(共同)