Tuesday, October 29, 2019 10:21 AM

ロシア問題、12月に判断へ 改ざん疑惑でWADA

 世界反ドーピング機関(WADA)は28日、ロシアが提出したモスクワの検査所の保管データに改ざんの疑惑が浮上している問題で、同国反ドーピング機関(RUSADA)に再び資格停止処分を科すかどうかの判断を12月に下す見通しを明らかにした。11月初旬の常任理事会では、東京五輪・パラリンピック出場に関わる注目の決定を見送る。

 WADAによると、ロシア側の説明も踏まえて今後は調査部門が分析を進め、RUSADAの改革状況を検証するコンプライアンス(法令順守)審査委員会に結果を報告。審査委が11月末までに処分に関する提言をまとめ、常任理事会で最終判断する流れとなる。(共同)