Tuesday, October 29, 2019 10:24 AM

EUが農産物輸入規制撤廃 岩手、栃木、千葉産で11月

 農林水産省は29日、欧州連合(EU)が東京電力福島第1原発事故を受けて実施してきた岩手、栃木、千葉の各県産の農林水産物に対する輸入規制を11月14日に撤廃することが決まったと発表した。これまで輸出の際に放射性物質の検査証明を求められてきたが、全ての品目について不要になる。宮城、茨城、群馬の各県産の水産物も規制撤廃となる。

 福島県産の大豆や茨城、新潟、長野の各県産のキノコ類も規制がなくなり、放射性物質の検査証明が不要になる。

 EUの輸入規制は段階的に緩和が進んでおり、今回の措置もその一環となる。ただ福島県産では柿やキノコ類、山菜類のほか、ブリなどを除く一部の水産物で規制が残っており、今回水産物の規制が撤廃される宮城、茨城、群馬の各県でも山菜類などで規制が残っている。(共同)