Friday, November 01, 2019 10:43 AM

チリ混乱にロシア介入か 米国務省高官

 米国務省高官は10月31日、チリで続く反政府デモなどの混乱に、ロシアがソーシャルメディアを通じて「介入」している兆候があると述べた。ロイター通信が報じた。

 チリ政府は混乱を理由に30日、首都サンティアゴで予定されていた11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議と、12月の国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)の開催を断念した。

 混乱の背景にはチリの社会格差などが指摘されているが、米高官は「(ロシアが)ソーシャルメディアを乱用して(混乱を)ゆがめ、挑発している」と指摘。分断を深め「責任ある民主的な議論を台無しにしている」と述べた。(共同)