Thursday, November 07, 2019 9:36 AM

トヨタ、純利益が過去最高 9月中間決算、売上高も

 トヨタ自動車が7日発表した2019年9月中間連結決算は、純利益が前年同期比2.6%増の1兆2749億円となり、15年以来4年ぶりに中間決算として過去最高を更新した。日本や欧州、中国での販売が好調で、売上高も4.2%増の15兆2855億円と3年連続で過去最高だった。他の自動車各社では、減益決算や通期予想の下方修正が相次いでおり、トヨタの好調ぶりが際立つ。

 ダイハツ工業や日野自動車を含めたグループの世界販売台数は、16万1000台増の545万4000台で過去最高だった。本業のもうけを示す営業利益は、円高に振れた為替変動が900億円の下押し要因となる一方、原価低減などのプラス効果で11.3%増の1兆4043億円となった。

 記者会見した河合満副社長は「継続的に取り組んだ体質強化の成果が表れた」と説明。引き続き原価低減や人材育成を推進する考えを示した。(共同)