Wednesday, November 13, 2019 9:21 AM

周回コース案を軸に検討 五輪マラソンの負担軽減

 札幌で開催される2020年東京五輪のマラソンを、大会組織委員会が周回コースで実施する案を軸に検討を進めていることが13日、関係者への取材で分かった。時間的制約や警備、経費の負担軽減の面から現実的な選択肢として浮上した。

 国際陸上競技連盟や札幌市などとの調整が残されているが、関係者によると、大通公園を発着点として市中心部を2周する案が有力となっている。

 本番まで9カ月を切っており、新たなコースをつくる余裕はないため、ベースになるとみられる北海道マラソンのコースの一部を削って周回型とする案が浮上した。組織委は12月3日に始まる国際オリンピック委員会(IOC)理事会までに発着点を含むコースや日程を固めることを目指している。(共同)