Wednesday, November 13, 2019 9:25 AM

米トルコ、シリア巡り会談 両大統領、関係緊張の中

 【ワシントン共同】トランプ大統領とトルコのエルドアン大統領が13日、首都ワシントンのホワイトハウスで会談する。米軍撤収を機にトルコ軍が先月侵攻したシリア北部の情勢などを協議する。北大西洋条約機構(NATO)に共に加盟する米トルコ関係は侵攻によって緊張しており、会談内容が注目される。

 侵攻後、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討で米軍と連携したシリアのクルド人勢力は北部国境地帯からの撤退を表明。しかし敵対するトルコとの衝突が続き、エルドアン氏は12日、米国、ロシアと個別に結んだ撤退合意が守られていないと批判した。

 トランプ氏は米軍をシリア北部から撤収させたが、クルド人勢力支配下の東部の油田地帯には残す方針。トルコは米国のクルド人勢力支援に反発している。