Wednesday, November 13, 2019 9:25 AM

ブティジェッジ氏が急伸 初戦アイオワ、中道支持

 【ワシントン共同】来年の米大統領選の民主党候補者指名争いで初戦の地となるアイオワ州で、インディアナ州サウスベンドのブティジェッジ市長(37)の支持が急伸している。12日発表の世論調査で、バイデン前副大統領(76)らを押さえトップに浮上。左傾化を懸念する穏健派の受け皿になっているとみられ、全国レベルで知名度を広げられるかどうかが注目される。

 米モンマス大が12日に発表した世論調査によると、アイオワ州でブティジェッジ氏の支持率は22%で、8月に比べて14ポイントも上昇した。バイデン氏が19%、最左派ウォーレン上院議員(70)が18%で続く。

 アイオワは来年2月3日に全米のトップを切って民主党の党員集会が開催される重要州。ブティジェッジ陣営は初戦で上位に食い込み、一気に流れをつかむ戦略を描き、重点的に選挙運動を展開してきた。名門ハーバード大卒で、市長として地元経済の活性化に取り組んだ実績や、在任中にアフガニスタンに従軍した経験をアピールしている。