Friday, June 24, 2016 10:13 AM

離脱手続きは長丁場 EU、英に厳しい姿勢も

 英国民は国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を選んだ。ただ、今後始まる離脱手続きや新たな関係を定める交渉は「少なくとも7年かかる」(トゥスクEU大統領)と指摘され、長丁場となることは確実。EU側は初の離脱国に対し、厳しい姿勢で臨むとみられる。

 EUは2009年発効の基本条約、リスボン条約で加盟国の任意離脱の手続きを定めた。離脱する国はまず欧州理事会(EU首脳会議)に通知。その後、離脱に関する取り決めを記した協定の締結に向け、交渉が始まる。

 キャメロン英首相は24日、辞意を表明。10月の保守党大会までに後継者が選ばれ、離脱を巡るEUとの交渉は新首相の下で行われると述べた。協定に関する交渉期間は原則2年。トゥスク氏も約2年かかるとドイツ紙のインタビューに述べた。(共同)