Tuesday, December 03, 2019 9:23 AM

NATO70年で首脳会議 世界激変、未来を模索

 【ロンドン共同】米欧の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO、本部ブリュッセル)は3〜4日、設立70周年を記念する首脳会議をロンドンで開く。各国首脳は、外部からの攻撃を抑止し続けた「史上最も成功した同盟」の成果を祝う一方、中国の台頭などで安全保障環境が大きく変わった世界の現状をにらみ、同盟の将来像を模索する。

 トランプ大統領ら全29加盟国の首脳のほか、来年30番目の加盟国となる見込みの北マケドニアの首脳らが参加。結束を改めて確認する。

 ただトランプ氏は欧州防衛に冷淡で、加盟国トルコはNATOに諮らずシリアに侵攻。フランスのマクロン大統領は、こうした状況を「NATOの脳死」と批判し、同盟に影を落としている。