Tuesday, December 03, 2019 9:25 AM

新幹線車いす席改善要請へ れいわ木村氏に国交相

 赤羽一嘉国土交通相は3日の参院国交委員会で、車いすの人が新幹線を利用する際の専用スペースが限られ、事前予約が必要なことに関し、JR各社に当事者の意見を聴いて改善するよう求める考えを明らかにした。「JR(各社)の対応は残念。けしからん話だ」と批判した。れいわ新選組の木村英子氏に「バリアー(障壁)がある」と見解を問われ答弁した。

 木村氏は「身内の不幸などで緊急に新幹線を利用したくても使えない。バリアフリー法に基づく省令やガイドラインに実質的に反している」と指摘。専用スペースを増やし、大型の電動車いすなどにも対応できるようにすべきだと訴えた。

 赤羽氏は「JR各社はバリアフリー社会を推し進める政府の意思をしっかり受け止め、抜本的に見直してほしい。業界を指導したい」と激しい口調で応じた。(共同)