Wednesday, December 04, 2019 9:28 AM

羽生、4回転ルッツ成功 紀平も3回転半降りる

 【トリノ共同】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ上位6人、6組で争われるGPファイナルは5日(日本時間6日未明)、トリノで開幕する。4日に公式練習が行われ、男子で5度目の優勝を狙う羽生結弦(ANA)は4回転ルッツなど4種類の4回転ジャンプを成功し「やるべきことはできた。すごく(ジャンプの)感触が良かった」と話した。

 2006年トリノ冬季五輪の会場で、右足首負傷の影響で3季ぶりの出場となる羽生は2連覇中のネーサン・チェン(米国)とは今季初の直接対決。今季実戦で投入していない4回転ルッツはフリーに組み込むことを視野に入れており、この日は1度きれいに決めた。チェンはフリーの曲をかけ、4種類の4回転ジャンプを5本着氷した。

 女子でGPシリーズ6戦のタイトルを総なめにしたロシア勢に挑む昨年覇者の紀平梨花(関大KFSC)はショートプログラムの曲が流れる中でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を軽やかに降りた。