Friday, December 06, 2019 9:29 AM

1万4000人増派検討せず 米国防総省、数千人か

 【ワシントン共同】米国防総省は5日、中東地域に米軍1万4000人を増派する可能性があるとの一部米メディアの報道に関し「現時点で検討していない」との声明を発表した。ただ今後の増派には含みを持たせた。一方、CNNテレビは5日、同省が米国と対立するイランに対抗するため、数千人規模の増派を検討していると報じた。

 国防総省のルード国防次官(政策担当)は同日の上院軍事委員会の公聴会で、中東増派に関し「イランの脅威の変化を見ている。米国は追加の部隊を展開することができるが、まだ決定していない」と述べた。

 CNNは米当局が、イラクに最近持ち込まれたイランの短距離弾道ミサイルを追跡していると指摘。こうした動きへの対応で、中東地域に3000〜7000人が増派される可能性があると伝えた。