Tuesday, December 10, 2019 9:10 AM

世界の大企業、ブロックチェーンを積極活用

 世界的大企業が、供給網の可視化と効率化のためにブロックチェーン(分散型台帳)技術を積極的に活用している。

 フォーブス誌によると、小売り大手のウォルマートや仏カルフール(Carrefour)、食品大手のネスレ、ドールといった企業は、IBMの「フード・トラスト(Food Trust)」に参加し、供給網を移動する製品や原材料をブロックチェーン技術で追跡している。

 フード・トラストは、食品安全性の向上を目的として2017年8月に始動した供給網追跡プラットフォームで、ハイパーレッジャー・ファブリックで動作するIBMのブロックチェーン・プラットフォームを使っている。フード・トラストにはこれまでに80社以上が参加し、1300品目を超える製品を追跡してきた。ドリスコルズやマクレーン、クローガー、タイソンといった食品、スーパーマーケット大手も参加している。