Tuesday, December 10, 2019 9:32 AM
セブン、残業代一部未払い 計算ミス、計4億9000万円
コンビニ大手のセブン-イレブン・ジャパンは10日、フランチャイズ加盟店の従業員に長期間、残業代の一部の未払いが発生していたと発表した。セブン本部の賃金計算プログラムのミスが原因で、判明分の総額は4億9000万円に上る。未払いは、創業間もない1970年代から続いてきたことも明らかにした。
セブンによると、2001年に労働基準監督署から未払いを指摘されたが、公表や追加の支払いをしなかった。その後に変更した残業手当の計算式も誤っていたため、一部で支払い不足が生じていた。セブンは24時間営業の見直しや、商品の無断発注など経営を巡る問題が頻発しており、改めて企業姿勢が問われそうだ。
加盟店のアルバイトやパート従業員の人件費はオーナーが負担するが、給与計算や振り込みなどを本部が代行している。01年に変更した計算式の誤りについて今年9月に労基署から加盟店が是正勧告を受け、未払い継続が発覚した。(共同)
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