Friday, December 13, 2019 9:15 AM

住友ゴム、AIでタイヤの特性変化を予測

 住友ゴム工業は、人工知能(AI)を使ってゴムの物性を推定する画像解析の新技術「タイヤ・リープ・エーアイ・アナリシス(Tyre Leap AI Analysis)」を開発した。

 同社のプレスリリースによると、北海道大学の長谷山美紀教授との共同研究で開発した新技術は、負荷や摩耗によるタイヤゴムの構造変化や、それが性能に与える影響などを検知できる。

 「Tyre Leap AI Analysis」で収集したデータは、未来のモビリティ社会で求められるタイヤ性能を実現する同社の技術開発構想「スマートタイヤコンセプト」で掲げる「性能持続技術」の開発を加速させ、安全・安心な高性能タイヤの開発につながる。

 タイヤのゴムは通常、天然ゴムや合成ゴムなどのポリマー、カーボンやシリカなどの補強材、架橋剤や添加剤などの複合体で、その特性は各材料の配合量や構造といったさまざまな要因によって決まる。これらの特性は負荷によって変化するが、これまで各種素材がタイヤの寿命に与える影響を理解することは極めて難しかった。

 しかし、新技術は材料や構造の違いがタイヤの性能をどのように変化させるかを予想できるため「全耐用期間にわたってタイヤの特性を推測できる可能性が高く、変化を予測し将来の商品開発に導く能力は人間をはるかに上回る」と同社は見ている。