Tuesday, December 17, 2019 9:10 AM

パイオニア、UI開発のネインと資本業務提携

 電機メーカーのパイオニア(東京都)は、音声ユーザー・インターフェイス(UI)ソリューション事業を展開する新興企業ネイン(Nain、同)と資本業務提携を結んだ。

 パイオニアによると、両社はこの提携で、パイオニアの車載モビリティ技術とネインが持つ独自の音声UI技術を組み合わせ、ユーザー・インターフェイスが複雑化する車室内空間向けに新しいソリューションを創出する。

 パイオニアは、音響・ビジュアル商品やカーナビ・システムといった自動車エレクトロニクスのサプライヤー大手。スタートアップを含む技術系企業への投資を通して新技術の取り込みを図っており、2018年は先進運転支援システム(ADAS)や自動運転アプリケーション向け3Dライダー・センサーの開発でキヤノンと提携した。

 14年設立のネインは、耳で聴く(ヒアラブルな)ソリューションやサービスを開発するためのアプリケーション、ファームウェア、ディバイスを提供している。16年には音声通知機能を搭載したアンドロイドOS向けワイヤレスイヤフォン「APlay(エープレイ)」を開発したほか、18年にはアップルの「iOS」対応の同「Zeeny(ジーニー)」を発売した。

https://jpn.pioneer/ja/corp/news/press/2019/pdf/1211-1.pdf