Tuesday, December 17, 2019 9:25 AM

服部さん母校で銃規制議論 両親設立基金の留学生ら

 1992年に留学先のルイジアナ州で射殺された服部剛丈さん=当時(16)=の両親が設立した「YOSHI基金」の奨学生で、日本に留学中の米国人女子高生のアビーゲイル・ダリセイさん(17)が17日、剛丈さんの母校、愛知県立旭丘高(名古屋市東区)を訪れ、銃と安全について生徒らと議論した。

 議論には生徒約20人と、ダリセイさんら留学生4人が参加。日米の銃規制の現状を生徒や猟友会関係者が報告した後、生徒たちは、米国で銃の規制を強化するには「規制反対派にある、自分の身は自分で守るとの考えにどう応じるかが重要だ」などと議論した。

 ダリセイさんは終了後「米国でも同世代では銃規制支持が多いが、議論の場はあまりなかったので参加できてよかった」と笑顔を見せた。剛丈さんの父政一さん(72)は「自分の身に置き換えて意見を出してもらえた」と評価した。(共同)