Tuesday, December 17, 2019 9:25 AM

北朝鮮、燃焼実験の形跡 衛星写真分析で判明

 【ワシントン、ソウル共同】米国拠点の北朝鮮分析サイト「38ノース」は16日、北朝鮮が北西部東倉里の西海衛星発射場でエンジン燃焼実験を行ったとみられると公表した。15日撮影の衛星写真を分析した結果、実験施設周辺の植物が焼失するなどしていた。

 北朝鮮は7日と13日に同発射場で「重大な実験」を行ったと発表。大陸間弾道ミサイル(ICBM)に関連する実験とみられている。

 15日の写真を独自に分析した米国の核・ミサイル問題専門家ジェフリー・ルイス氏は、エンジン性能を確認するための燃焼実験のほか「大気圏に再突入する際に発生する高熱に弾頭部分が長時間、耐えられるかどうかを試した可能性も排除できない」と語った。