Tuesday, December 17, 2019 9:25 AM
737MAX生産停止 ボーイング、運航再開難航
【ニューヨーク共同】航空機大手ボーイングは16日、2度の墜落事故を起こして運航停止中の最新鋭機「737MAX」の生産を来年1月から停止すると発表した。当局からの安全性を巡る承認取得が遅れているため。運航再開のめどは立たず、業績悪化は避けられない情勢となった。各国の航空会社にも影響が広がりそうだ。
ボーイングは声明で「当局のあらゆる要求を満たすのが義務だ」と強調。生産停止に伴う従業員の削減は実施しない。
生産再開の時期は未定。アメリカン航空が来年4月までの機体使用の見送りを決めるなど生産停止の長期化をにらみ、運航計画の見直しが相次ぐ。2021年度以降に30機の導入を予定する日本のANAホールディングスは17日、「事実関係や(運航などへの)影響についてボーイングに確認する」とコメント。現時点で納入が遅れるかどうかは不明という。日本航空には、737MAX導入の計画はない。
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