Tuesday, December 24, 2019 8:59 AM

ボッシュ、CESにカメラなど高度ソリューション出展

 独自動車部品大手ボッシュは、2020年1月の先進技術見本市「CES 2020」で、コネクテッドカーや自動運転車(AV)向けの人工知能(AI)を使ったインテリジェント技術を展示する。

 同社によると、その1つはインテリジェント・フロントカメラで、物体を検出し、車両や歩行者といった種類別に分類してその動きを計測するほか、路面表示がない場所で、車線と芝生の路肩、路側の構造物を見分けることもできる。混雑した都市部では、部分的に不明瞭な物や、横断する車、歩行者、自転車などを迅速かつ正確に分類し、警告または緊急ブレーキを作動させることができる。

 一方、車内モニタリング・ソリューションは、まぶたの動き、視線、座位を基にドライバーが眠気を感じているかやスマートフォンを見ていないかを検出し、重要な状況ではドライバーに警告する。車内を監視して乗客の数や座っている位置を判断し、緊急時にエアバッグなどの安全システムを最も効率良く作動させる。

 また、将来のキーレス・システムはブルートゥースだけでなく超広帯域無線通信(UWB)も使われるようになる見込みとなっており、ボッシュは複数のパートナーと協力して、スマートフォンと車両間のデータ送信の標準化に取り組んでいる。CESではUWBを活用して完全キーレスにした実演用車両を初めて展示する予定。

 このほか、最新世代のレーダーセンサーは、検出範囲や口径が広く、角度分解能が高いため、悪天候や光の状況が悪い時も最適に機能する。

 さらに同社は現在、駐車場業者や不動産プ開発大手と協力して、完全自動のバレーパーキング技術の開発も進めている。

https://www.bosch-presse.de/pressportal/de/en/ces-2020-bosch-zeigt-intelligentetechnik-fuers-leben-204672.html