Monday, January 06, 2020 9:13 AM

テレビからITサービスへ 日本家電衰退、軸は米中韓

 【ラスベガス共同】米家電IT見本市「CES」は半世紀を超える歴史を持つ。出展内容はこの間、テレビなど家電製品から自動運転技術を使ったITサービスに拡大。かつて業界の花形だった日本の家電は衰退し、韓国、中国勢や米IT大手の存在感が増している。

 CESは1967年、ニューヨークで初めて開かれた。米メディアによると、出展企業は117社、来場者は1万7500人。日本勢は松下電器産業(現パナソニック)やソニーなどが出展した。

 出展内容は家電の進化を映す。70年はカセット型ビデオテープレコーダー、81年はCDプレーヤー、98年は高精細度テレビ(HDTV)が展示された。2003年の次世代DVDは日本の家電メーカーが二手に分かれて規格争いを繰り広げた。