Tuesday, January 07, 2020 9:06 AM

セイフライドとNXP、リアルタイムの車両状態監視を提供

 自動車向けに多層型の異常検知・脅威防御ソリューションを開発するイスラエルのサイバーセキュリティ企業セイフライド・テクノロジーズ(SafeRide Technologies)は、コネクテッドカー向けの組み込み動作プロファイリングおよび異常検出ソリューション「vSentry Edge AI」に、NXPセミコンダクターズ(オランダ)の車両ネットワークプロセサーを搭載する。

 セイフライドのプレスリリースによると、「vSentry Edge AI」は、サイバーセキュリティ、予測メインテナンス、車のパフォーマンスに関する高度なヘルスモニタリング(構造物の健康状態の監視)で得た情報をリアルタイムで自動車メーカーに提供する。商品管理およびマーケティング担当のジル・ライター副社長は「NXPの車両ネットワークプロセサーを搭載することで、車両の生データをエッジ(通信端末)で分析し、これまで検出できなかった異常を検出できるようになり、予測メインテナンス、性能の最適化、ゼロデイ攻撃の探知を強化できる」と話す。

 「vSentry Edge AI」は、先進的な機械学習と深層学習技術を使って車両の通常動作を設定した上で、機械学習モデルが異常な動作を正確に検出、分類、フラグ付けし、リアルタイムで報告する。このソリューションは、コントロールシグナルやセンサーデータを含むすべての車内通信をモニターする。

 NXPの関連商品ライン管理責任者ブライアン・カールソン氏は「当社の高性能な車両ネットワークプロセシングソリューションは、エッジ処理と車両サービスの新時代を切り開いている新しいサービス中心のゲートウェイにパワーを供給する。AIを使ったセイフライドの異常検出技術は有益な新サービスの顕著な例だ」と述べている。

https://www.prnewswire.com/news-releases/saferide-technologies-and-nxp-semiconductors-bring-advanced-vehicle-health-monitoring-to-the-edge-with-ai-based-anomaly-detection-on-nxp-vehicle-network-processors-300976817.html