Wednesday, January 08, 2020 9:48 AM

5G進化、近未来描く IT見本市CES開幕

 【ラスベガス共同】世界最大級の家電IT見本市「CES」が7日(日本時間8日)、ラスベガスで開幕した。従来のテクノロジー企業の枠を超え、世界から約4500社が集結。高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムや人工知能(AI)、自動運転といった先端技術で描く近未来の姿を提示した。

 パナソニックは巨大スクリーンに過去の五輪の映像を超高精細の8Kで投影し技術力をアピール。津賀一宏社長は記者団に「CESは家電ショーから、テクノロジーでどのような貢献ができるのかというポテンシャルを示す場に変わっている」と強調した。

 シャープは8Kカメラを搭載した5G対応スマートフォンの開発を進めていると表明。鮮明な映像など大容量のデータを超高速でやりとりできる5Gの特性を生かし、人が立ち入りにくい場所の点検や競走馬の育成状況などを8Kビデオカメラで撮影し、5Gで伝送できるドローンも展示した。ソニーは画像センサーといった車載関連技術を詰め込んだ自動運転の電気自動車(EV)の試作車を公開した。