Thursday, January 09, 2020 9:27 AM

新たな制裁、金属産業か イラン攻撃受け米政府

 【ワシントン共同】ブルームバーグ通信は8日、トランプ大統領がイランによるイラク駐留米軍へのミサイル攻撃を受けて新たにイランに科す経済制裁は、金属産業を対象としたものになるとの見方を伝えた。

 これまでの対イラン制裁により輸出量が急激に落ち込んだ原油に変わり、新たな外貨獲得源となっている金属を狙い撃ちにして、経済的にイランへの圧力を強める考えとみられる。

 イランは世界有数の産油国だが、トランプ政権が原油を制裁対象としたことで、日本などとの取引停止に追い込まれ、輸出量が激減している。イランでは経済的な不満に起因した反政府デモも起きており、トランプ政権は制裁が一定の効果を上げているとみている。