Thursday, January 09, 2020 9:27 AM
香港上場でリスク回避へ 中国IT企業、米中対立で
【上海共同】インターネット検索の「百度(バイドゥ)」やオンライン旅行の携程集団(トリップドットコム・グループ)など、米国で上場している中国の大手IT企業が香港証券取引所での重複上場を模索している。米中対立の激化に伴って、米国で中国企業への視線が厳しくなり、リスク回避を迫られている。中国メディアなどが9日までに報じた。
重複上場を検討中と伝えられているのは、百度と携程集団、ポータルサイト運営の網易(ネットイース)の3社。いずれもナスダック市場に上場しているが、逆風にさらされている。
米中対立が深刻さを増すとともに、米国内では中国政府との距離の近さなどから中国企業への警戒感が増大。米メディアは昨年9月、トランプ政権が米国市場に上場する中国企業の上場廃止も視野に入れ、米国から中国への投資制限を検討していると報道し、百度などの株価は急落した。
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