Thursday, January 09, 2020 9:28 AM

114教委、準備に遅れ プログラミング必修化

 文部科学省は9日、全国の市区町村教育委員会などに、今春から小学校で必修化されるプログラミング教育の準備状況を尋ねたところ、最低限必要な指導体制が整っていないとみられる教委が6.5%に当たる114あったと発表した。文科省の担当者は「遅れている教委に現状を詳しく聞き、支援していきたい」と話した。

 2019年11月現在、全国の1746教委に、管内各校で1人以上の教員が、プログラミング教材を実際に扱うなど実践的な研修を受けているかや、模擬授業などをしているかを調査。6.5%は実施済みが一部の学校にとどまるか、実施予定がないケースで、今春までに予定がないとした教委は全国に15あった。

 一方、73.5%(1284教委)は既に研修や模擬授業を済ませるといった準備が進んでいる。「今春までに行う予定」とした19.9%(348教委)と合わせると9割を超えた。(共同)