Thursday, January 09, 2020 9:28 AM

肺炎は新型ウイルスと中国 WHOは判断せず

 【北京共同】中国国営中央テレビ(電子版)は9日、湖北省武漢市で発生した原因不明のウイルス性肺炎を巡り、発症者を検査した結果、新型のコロナウイルスが確認されたと報じた。人に感染するコロナウイルスには重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)を引き起こす種類があるが、それらとは異なるという。

 一方、世界保健機関(WHO)は9日、新型ウイルスかどうかの判断は示さず、今後さらに調査が必要だとする声明を発表した。

 中央テレビによると、専門家チームが7日、複数の患者から新型のコロナウイルスが検出されたことから、今回の肺炎の原因と暫定的に判断。「これまで発見されたヒトに感染症を起こすコロナウイルスとは異なる」種類だったという。