Monday, January 13, 2020 9:24 AM

米航空部品2社合併 ボーイング危機で合理化

 【ニューヨーク共同】航空部品大手ウッドワードは12日、同業のヘクセルと合併すると発表した。両社の大口納入先である航空機大手ボーイングは主力機「737MAX」問題で経営危機に陥っており、開発費の削減など経営合理化が不可欠と判断した。

 米メディアによると、ボーイングが墜落事故を2度起こした737MAXの生産を停止して以降、航空部品大手の再編は初めてという。

 ウッドワードとヘクセルは、年間売上高のうちボーイング向けの割合がそれぞれ15%、25%を占める。合併後の新会社はウッドワード・ヘクセルで、従業員が約1万6000人、売上高は53億ドル(5810億円)の規模となる。コスト削減効果は年1億2500万ドル以上を見込んでいる。