Wednesday, January 22, 2020 9:19 AM

安保理、早急な停戦要求 リビア会合、全理事国合意

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は21日、リビア情勢に関する非公開会合を開いた。会合後、今月の議長国ベトナムのダン国連大使は、ベルリンで19日に開かれた和平国際会議が恒久停戦への協力強化で一致したことを歓迎し、内戦当事者に「速やかな停戦合意の実現へ建設的に取り組む」ことを求める議長所感を発表した。全15理事国が合意した。

 これに先立ち国連のグテレス事務総長は記者団に対し、ベルリン会議を「大きな一歩」と評価した上で「まだ始まりにすぎない。本格停戦を実現し、真の政治プロセスに取り組む必要がある」と指摘。「国際社会の圧力や安保理の役割が不可欠だ」と強調した。

 ダン氏は、ベルリン会議の合意文書を支持する内容の安保理決議を採択できるかどうかを含め「近いうちにさらに協議する」と語った。