Wednesday, January 22, 2020 9:21 AM

トヨタ36万台リコール タカタ製エアバッグ不具合

 トヨタ自動車は22日、タカタ製エアバッグの部品に不具合の恐れがあるとして「ヴィッツ」「カローラ」など21車種計2万945台(1997年2月〜99年8月生産)のリコールを国土交通省に届け出た。北米や欧州を含む海外でも約34万台をリコールする方針で、計36万台規模に達する見通しだ。

 オーストラリアで部品の異常が原因と疑われる死亡事故が発生し、国交省が昨年12月、トヨタなど7社に調査を指示。国交省は22日、日本でのリコール対象は各社合計で16万〜17万台程度になる可能性があると明らかにした。不具合の恐れがある部品は、タカタ製エアバッグを巡り自動車メーカーが進めてきた大規模リコールの対象とはタイプが異なる。

 指示を受けたBMWの日本法人ビー・エム・ダブリューも22日「318i」など6車種計1万963台(98年3月〜00年1月生産)のリコールを届け出た。ホンダも22日、この問題に絡み、米国とカナダで計約270万台をリコールすると明らかにした。(共同)