Friday, January 31, 2020 9:26 AM

マック、ロシア進出30年 新型肺炎で記念行事中止

 【モスクワ共同】ファストフード大手マクドナルドがソ連時代末期の1990年にモスクワで1号店を開店してから31日で30年となった。米文化の象徴であるマクドナルドは、米露関係が悪化した現在もロシアで根強い人気を誇っている。

 1号店では大勢の来店が見込まれる記念行事が計画されていたが、新型コロナウイルスによる肺炎感染を懸念した市当局の要請で中止となった。

 30年前の1号店の開店日。行き詰まった社会主義体制下の恒常的な物不足の中で、憧れの米国フードを食べようと数万人の市民が長蛇の列を作った。今では若者らがハンバーガーをほおばる姿は日常的な光景だ。