Wednesday, February 05, 2020 9:13 AM

再認定の対象は50〜75人 車いすバスケ、クラス分け

 国際パラリンピック委員会(IPC)のクレイグ・スペンス広報部長が5日、東京都内で共同通信の取材に応じ、東京パラリンピックから除外する可能性があると警告している車いすバスケットボールの実施を認めるためには、一部の選手がIPCの基準に沿ったクラス分けの再認定を受ける必要があり、対象は50〜75人程度に及ぶ見通しを明らかにした。

 2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ大会を基に算出した。車いすバスケットボールには選手の障害の程度により「持ち点」があり、問題視されているのは比較的軽い4.0と4.5の選手。IPCは選手資格の要件となる10種類の障害を「選手クラス分け基準」で定めるが、国際車いすバスケットボール連盟(IWBF)はこれに含まれない関節炎や膝の悪い選手らの出場も認めるケースがあるという。

 スペンス氏は「車いすバスケは人気競技だが、どんなスポーツも合意されたルールを順守すべきだ」と語った。(共同)