Wednesday, February 05, 2020 9:13 AM

体制一新で再出発へ サイン盗みのアストロズ

 電子機器を用いた不正なサイン盗みで大リーグを揺るがせたアストロズが体制を一新し、再出発を図ろうとしている。球団公式サイトによると、解任されたヒンチ監督の後任として1月29日に就任したベーカー新監督は記者会見で「チームにも私にも新たな始まりだ。難題であるのは分かっているが、これまでも乗り越えてきた」と自信を口にした。

 ア・リーグ西地区3連覇中の強豪はこのオフ、2017年から18年途中までビデオカメラで相手捕手のサインをのぞき見て打者に伝達していたと大リーグ機構に断定された。出直しへ、ジャイアンツなどで監督通算1863勝を挙げた70歳の大ベテランに託した。ベーカー監督は「前進し、二度と起きないようにしないといけない」と強調した。

 ゼネラルマネジャー(GM)にはルノー氏の解任を受け、レイズの編成部門の幹部だったクリック氏が就任した。4日の会見では「新鮮さを与え、みんなができる限り集中するようにしていきたい」と抱負を話した。(共同)