Wednesday, February 05, 2020 9:15 AM

中国便の31%が運休 新型肺炎で国交省集計

 新型肺炎の感染拡大に伴い、今月2〜8日に日本と中国の間で運航予定だった航空定期便の31%が運休となったことが5日、国土交通省のまとめで分かった。中国政府による団体旅行禁止や、個人旅行、ビジネス客の減少が背景という。今後の運休拡大も予想され、訪日中国人客による経済効果を期待する政府戦略にも影響が出そうだ。

 国内と海外の航空会社による日中便は、2〜8日の1週間に1623往復が運航予定だったが、国交省は航空各社の申請により、1月31日時点でこのうち508.5往復の運休を認可した。

 空港別の運休数は、関西約240往復、中部約100往復、成田約60往復、新千歳37往復、那覇10往復、福岡9往復など。松山、北九州も運休が生じており、当面は中国便がゼロになる。集計は香港、マカオ便は含めていない。(共同)