Wednesday, February 19, 2020 8:43 AM

アプティブとリフトのAVタクシー、利用数10万回に

 自動運転技術を開発する英アプティブ(Aptiv)と配車サービス大手リフト(Lyft)は、ラスベガスで提供している自動運転車を使ったタクシー(ロボタクシー)のサービス利用数が累計10万回を超えたと発表した。

 アプティブのブログによると、利用者の約98%は、乗車体験を5段階で5と高く評価しており、ほとんどはまた乗りたいと答えたという。アプティブ・オートノマス・モビリティーのカール・イアネマ社長は「リフトとともにロボタクシーの実社会での実行可能性を証明し、消費者の利用を積み上げている。アプティブの自動運転技術で安全かつ確実な移動を提供すると、乗客にとってはAVを本当に納得できる瞬間になる」と話している。

 アプティブとリフトは、2018年にベガスで開催された「CES 2018」でサービス実証実験を行った後、同年5月からロボタクシー・サービスの一般提供を開始した。同サービスは、BMWの「5シリーズ」を改造したAV30台をアプティブが運用し、リフトの利用者が予約できるようになっている。サービス開始1年後の19年5月に利用数5万回を達成し、その後約7カ月で次の5万回を記録した。

 イアネマ氏によると、乗客からのフィードバックは人々が自動運転モビリティに慣れてきたことを示す肯定的な指標になっているという。

https://www.aptiv.com/newsroom/article/100000-Self-Driving-Rides-Strong