Thursday, February 20, 2020 9:30 AM

38人に補償金支給へ ハンセン病家族認定審査

 ハンセン病元患者家族の補償金支給審査に当たる厚生労働省の認定審査会が20日、東京都内で初会合を開いた。資料などで家族であることが確認できない40人を審査した結果、38人を認定相当とした。3月以降に補償金が支払われる見通し。残る2人は審査を続ける。

 ハンセン病元患者家族補償法は元患者の親子や配偶者らに180万円、きょうだいらに130万円を支給すると規定。家族と証明する資料などを基に厚労相が認定するが、確認できない場合は認定審査会で審査する。補償金が支払われる見通しとなった38人のうち、支給額は23人が180万円、15人が130万円。

 審査会は外部有識者で構成。20日の会合で、元広島高裁長官の西岡清一郎弁護士が会長に選出された。(共同)