Tuesday, February 25, 2020 9:08 AM

フォアサイト、日本メーカーから視認システム受注

 イスラエルの自動車視認システム開発会社フォアサイト・オートノマス・ホールディングス(Foresight Autonomous Holdings)は、日本の大手自動車メーカーから4カメラビジョンシステム「QuadSight(クアッドサイト)」のプロトタイプを受注した。

 同社のプレスリリースによると、このメーカーは同社が1月に開催したイスラエルからのライブ実演会に参加しており、実演会ではメーカーの施設で事前に設定した異なる条件下における「QuadSight」システムのテストを行った。メーカーはシステムの迅速な納入を望んでいるという。

 フォアサイトは、2018年にラスベガスで開催された家電IT見本市「CES 2018」で「QuadSight」を発表した。この車載ビジョンシステムは、半自動および自動運転システム向けに高度な物体検出機能を提供する。センサーフュージョン(複数のセンサーの融合技術)を使い、ライトカメラからの反射光と長波赤外線カメラで捉えた熱エネルギーを活用して、あらゆる天候や光の条件下でどんな形状の物体でも正確に検出する。

 同社は主要市場でライブ技術実演会を開催しており、実演会を通じて技術を見せ、相手にその場でシステムを体験しながら優れた検出機能を理解してもらっているという。

 同社はプロトタイプの販売によって先進ビジョンシステムの認知度を高め、自動車メーカーや大手サプライヤーに対する存在感強化を図っている。

https://ir.foresightauto.com/wp-content/uploads/2020/02/QuadSight-prototype-sale_OEM-Japan-170220-ENHE_FINAL.pdf