Friday, March 06, 2020 10:09 AM
世界の女性議員率24.9% 25年間で倍増、日本は1割
【ジュネーブ共同】列国議会同盟(IPU)は6日、世界各国議会で女性議員が占める割合についての報告書を発表、世界全体では24.9%と、1995年の11.3%から25年間で倍増したことが分かった。日本は9.9%(95年は2.7%)で7.2ポイント増となったが、増加ポイント数の順位は世界で119位。女性の議会進出が進んでいないことが改めて浮き彫りになった。
女性議員の比率が最も高いのは、アフリカのルワンダの61.3%で、95年比で57ポイント増となっているのも最大の上げ幅。キューバの53.2%、ボリビアの53.1%が続く。95年はスウェーデン40.5%、ノルウェー39.4%、デンマーク33.5%と、北欧諸国が上位を占めていた。
IPUは女性議員増加の背景には、95年には2カ国しか導入していなかった議員の一定比率を女性に割り当てる制度が、現在は81カ国の選挙で適用されていることがあると指摘。一方で、過去2年は伸び率が1%を切るなど鈍化がみられるとしている。
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