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Thursday, March 12, 2020 10:37 AM

新型コロナ、大統領選直撃　集会中止、戦略見直しも

　【ワシントン共同】11月の米大統領選で再選を目指すトランプ大統領（73）は11日、選挙関連イベントの延期や中止を決めた。ホワイトハウスなどが明らかにした。政権奪還を目指す民主党の有力候補バイデン前副大統領（77）も集会の中止を発表。新型コロナウイルス対策の一環で、感染拡大が大統領選にも影響を与え始めた。各陣営は戦略の見直しを迫られる。

　メディアを敵視するトランプ氏にとって、集会で支持者らに直接訴えて民主党への敵対心をあおる手法は不可欠。前回大統領選では各地で大規模集会を開き、既存政治への不満を抱える白人労働者らの票を掘り起こし勝利した。ハイペースで集会を重ねてきており、中止期間が長引けば打撃となりかねない。

　トランプ陣営は10日、感染者が確認されていたウィスコンシン州で19日にカトリック系の支持者集会を開催すると発表。だが11日になって世界保健機関（WHO）が新型コロナは「パンデミック（世界的大流行）」の状態だと認定すると、延期を明らかにした。