Tuesday, March 17, 2020 10:24 AM

ドローン配達実現に一歩 物流に新技術導入加速

 日本郵便が小型無人機ドローンを活用した配達の実現に一歩近づいた。17日には東京都奥多摩町の個人宅に実際に配送した。今後もさまざまな条件下でドローンが飛行できるよう実験を重ねる方針だ。物流分野では人手不足などを背景に、業務の効率化に向けた新技術の導入が加速している。

 使われたドローンは自動で飛行し、重さ1.7キロまで運ぶことが可能だ。日本郵便は中山間地に実際に届けられるかどうかを確認する試行を19日まで行う。17日に郵便物を受け取った男性は、こうした新しい取り組みを「いいことではないか。技術も進歩している」と語った。

 日本郵便はドローンを離島や山間部といった配達が難しい地域で活用したい考え。加えて、都市部の高層ビルやマンションなどの建物内ではロボットによる配達サービスの提供を検討している。(共同)