Tuesday, March 17, 2020 10:25 AM

夏季ダイヤも国際線縮小 全日空、新型コロナで

 全日本空輸は17日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、29日から始まる夏季ダイヤでも現在に引き続いて国際線を大幅に減便・運休すると発表した。29日から4月24日までで合計2630便を減らし、羽田-ミラノなど路線の新規開設も延期する。需要の落ち込みが顕著なためで、運航への影響は長期化している。

 主要路線の北米方面では、羽田-ニューヨーク、羽田-シカゴを一部の日を除いて運休させる。羽田-サンノゼの新規就航は当初の3月29日から4月25日に延期する。中国方面は多くの路線が現在と同様に減便や運休の対象となっている。

 一方、日本航空は17日、3月下旬までの国際線の減便に関し、21〜28日の成田-バンクーバーの運休など北米方面を中心に追加すると公表した。夏季ダイヤでは、成田とインドのベンガルールを結ぶ路線の就航延期を決定している。(共同)