Wednesday, March 18, 2020 10:21 AM

米スポーツ、50億ドル損失か フォーブス試算、コロナで

 【ロサンゼルス共同】経済誌フォーブス(電子版)は17日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大リーグやプロバスケットボールNBAなど主要なスポーツがこのままあと2カ月間開催されない場合、最低でも50億ドル(約5400億円)の損失になると試算した。

 損失分には入場券や会場内での物販などの売り上げ、スポンサー料やテレビの放映権が含まれている。現時点では開幕が最短でも5月中旬にずれこむ見込みの大リーグへの影響が全体の4割の20億ドルと最大で、NBAが12億ドル、中止となったバスケットボール男子の全米大学選手権などを主催する全米大学体育協会(NCAA)が10億ドルで続く。

 夏場に差し掛かっても状況が好転しなければ、マイナスはさらに膨らむ。大リーグの公式戦が162試合の半分しか実施できず、レギュラーシーズンを中断しているNBAや北米アイスホッケーNHLが中止に追い込まれると、主要スポーツ全体で100億ドル(約1兆800億円)の損失になるとした。