Friday, March 20, 2020 10:22 AM

信長ら書状の手鑑など出品 東京で国際稀覯本フェア

 国内外の貴重な古書を集めた「国際稀覯本フェア2020」(日本古書籍商協会主催)が20日、東京都内で始まった。織田信長らの書状25通が手鑑にまとめられた「雲烟林」など約5000点が出品されている。

 「雲烟林」には他に、後醍醐天皇の懐紙や足利尊氏、豊臣秀吉らの書状が収められている。江戸期に作られ、困窮した公家から大坂の豪商に売られた可能性があるという。価格は1億2000万円。

 東京帝国大助教授だった心理学者、福来友吉による超常現象の実験の記録「透視と念写」も出品。米国の超心理研究の大家キャリントンに宛てた著者の自筆書簡が付いている。(共同)